SPARKYアツい思いが詰まっているので説明に字が多いです
父親が息子のために考えたキックバイク
SPARKY は、やんちゃなキッズたちがめいっぱい遊べるように、安全と安心にこだわった本格的な仕様のバイクです。国内の自社工場で全台整備を行って出荷しています。
幼児期にとてもたいへんな思いをする自転車の練習を、キッズバイクは日常のなかで楽しみながら自然と身に着けることができる最高の乗り物です。
キッズバイクとは・・・
ペダルの無い自転車のような乗り物で、 バランスバイク ストライダー キックバイク ランニングバイク ペダルレスバイク などとも呼ばれています。
父親が息子のために考えた?
カミングアウトしますが社長のイシダは最初、息子のために一番有名なキックバイクを買いました。なんとかカップが始まった頃です。
その時の息子は2歳3か月くらい。最初はよちよち押して歩くだけでしたが、数か月して気が付くと足を浮かせてバランスを取って乗るようになっていました。
3歳になる頃には「これもう自転車乗れるんじゃない?」と思えるくらい乗りこなしていました。その頃に3歳前で自転車に乗れそうな子はいませんでしたから、すごく運動神経がいいんじゃないかと思いました。
しかし暴走はするし、車道に飛び出しそうな場面は多々あるし、ぐんぐん身長が伸びるのでサドルの調整が頻繁なのにいちいち工具が必要だし、なんと言っても1年も経ってないのにボロボロになってるという状態。
ちょっとこのままではダメだと思い、まずはブレーキを取り付ける改造から始めました。そしてサドルの調整を工具不要にする部品を付けて、あちこちで倒しまくって傷だらけになるのでスタンドも付けて。
ついにはタイヤがすり減ってツルツルですぐ滑るのでタイヤを交換しようかと考えたときに、もう最初から作ったほうがいいぞと思い立ち企画して作ったのがスパーキーです。
なぜキックバイクに乗っていると自転車に乗れるようになるのか
幼児期にキックバイクに乗り親しむことで、基本的な二輪車の乗り方、たとえばハンドルをしっかり持ち無駄に回さない、前を向くこと、思い切ってスピードを出すことを覚えます。
逆に補助輪付き自転車から補助輪を外すときにたいへんな練習が必要になるのはなぜか。
補助輪付き自転車は転倒しないからハンドルの持ち方が甘くなる、曲がるときに車体が倒れないからハンドルを回す癖がつくことが大きな要因です。
つまり補助輪を外したときに車体を自分で支えていなかったことが露呈します。
二輪車はハンドルを回す(前輪が横を向く)と簡単に転倒しますが、ハンドルを回さない(前輪が前を向いた状態)と意外と倒れにくいです。
このハンドルを回す回さないの違いが補助輪を外す練習時の転倒の回数に直結し、多くの場合は乗る前から車体を倒してしまう、乗っても転倒が多いと練習が怖くて嫌になる悪循環に入るのです。
その点、キックバイクに乗り親しんでいると無闇にハンドルを回さないので転倒の回数が圧倒的に少なく、足を浮かせてバランスを取るコツも覚えていることが、補助輪無しの自転車に簡単に乗れるようになる理由です。
息子のための工夫SPARKYの特徴
組立ては誰でもできる?
他社製品の多くはお客様で組立てが必要なものが多いです。もちろん組立ての説明書なども準備されています。必要な工具が付属している場合もあります。
組立て整備ってそんな誰でもできることを・・・、と思われるかもしれません。
製造工場で全てを完璧に調整されていれば必要ない行為でしょうが、残念ながらいわゆる「工場出荷状態」というのはかなりゆるゆるなものです。
研究のために他社製品も買ってみたりしてますが、まあどれもゆるゆるな「工場出荷状態」です。そのままで使えないこともないかもしれないですが当たり外れがあり、当たりでも早い話が未整備品ですね、外れだといろんなところが整備不良です。
新車自動車のような高価なものでも納車前整備は当たり前ですし、キックバイクのような安価なものの「工場出荷状態」は言わずもがなです。
スパーキーも弊社に入荷した時点では他社製品と同じようにゆるゆるで整備不良です。スパーキーは全て整備しますので当たり外れは関係なく、もし不良部品が見つかれば取り替えます。きちんと整備を行うことで性能の均一化を行います。
SPARKYにブレーキを付ける理由
文章のボリュームからアツい思いを感じていただけると思います・・・厳しいことや暗いことも書いてますが読んでいただけると幸いです。
買った直後はよちよち押して歩くような感じのため、なかなかブレーキの必要性を感じないと思われます。このタイミングでブレーキの使い方を教え込む必要は私も無いと思います。
しかしキックバイクの醍醐味は当然ながら本格的に乗り慣れてからです。バイクを操るコツを掴むと思いもよらない走り方を始めます。単に疾走するに留まらず、車体の上に立って乗ったり手を放してみたりアクロバットなことに挑戦する子もいますし、ものすごいスピードで暴走したり、はたまたジャンプしたりと、子供たちの想像力はものすごいです。
それはもうハラハラしますが、同時に逞しさも感じとても楽しい瞬間でもあります。
そんな力一杯に遊ぶ子供たちが、誰かにぶつかったり、車道へ飛び出したり、下り坂を駆け下りたり、そんなキケンな場面も容易に想像できます。
もちろん危険なことになるのを避けるのは大人の責任ですが、すぐに手を出せるような距離に子供が必ずいるとも限りません。
たった一度あるかないかのことかもしれませんが、その場面に出会ってしまったときに「ブレーキを使う」という選択肢を準備しておくことが大切だと思うから、スパーキーではブレーキを装備しています。
「ブレーキを使う」選択肢が初めから失われているブレーキ無しキックバイクは、保険に入っていない自動車のように乗ってはいけない乗り物だと思います。必ず事故に遭うわけではないし遭わない方のほうが圧倒的に多いですが実際に事故は起きてますし、ブレーキが付いていても事故に遭うかもしれません。それでもブレーキは必ず付けるべきだとイシダは考えています。
・・・キックバイクの重大事故について特集されています。(参考外部リンク:東京新聞TOKYO Web)
・・・消費者庁からも事故について繰り返し注意喚起されています。(参考外部リンク:消費者庁)
スパーキーに乗っていたお子様が重大事故に遭ったという報告はこれまでに無いですが、車種を問わず痛ましい事故はキックバイクを販売する者として非常に悲しいことです。
危ない乗り物だから乗るのを止める、というのも一つの判断ですが、安全に配慮して正しく使えば避けられる事態でもあるはずですし、今後成長につれて全ての危険から背を向けることも難しいです。大切なのは安全に使うための方法やルールを知り、守ることです。統計情報の事故件数の数字でなく、身の周りで1件のカウントをされないために上記リンクの情報をお心に留めてください。
「ブレーキ無くても大丈夫だったよ」という経験談を聞くこともあると思いますが、その方は危ない場面に遭わなかったラッキーな方です。あなたもラッキーかもしれません。しかしそのラッキーは不変の法則ではないと強く感じます。
スパーキーのブレーキも備えとして万全を期しますが、付いているだけでは役に立ちません。ある程度乗り慣れてきたらブレーキの使い方を教えてあげてください。
この欄はブレーキについてのため触れてませんがヘルメットは安全に最も直接に役立ちます。かならず被ってくださいますようお願いいたします。
SPARKYのタイヤをゴムにした理由
いろいろ説明できるメリットは多いですが、なんと言っても高級感が違います。おもちゃっぽさが抜けると言いますか・・・。
息子にはなるべく良いものを使わせて、違いの分かるオトコに育ってほしいというオヤジのワガママです。もちろん娘でも同じですが、わたくしイシダには息子しかおりませんので・・・。
あまり意識されることが少ないですが、タイヤのグリップ力はブレーキの制動力に大きく影響します。
ブレーキが効いてもタイヤが滑ると止まるまでの距離が長くなります。自動車のタイヤのCMでおなじみですね。
ブレーキが付いていれば止まれるというものではなく、グリップの効いたタイヤがあってブレーキは効くのです。
スタンドが付いていることのメリット
立てて停めるのでフレームにキズが付く機会が格段に減ります。倒して放置を繰り返すとキズが増えて見栄えが悪くなり、物を大切にする気持ちが削がれます。
乗り終わってお家で直すときに自転車と一緒に並べて停めてあげると家族の一員としての自覚に繋がります。
スタンドの上げ下げのギミックが子供の試行錯誤の機会にもなり、なんとか自分でスタンドを動かせようと頑張る姿はすごく応援してしまいます。
できた時はすごく喜んでいるので目一杯に褒めてあげてください。
スパーキーにペダルの後付けができない理由
お客様に商品の説明を行っている際によく聞かれるのが「ペダルは付けられますか?」です。
結論は「付けられない」ですが付けない理由は知りたくありませんか?べつにケチって付けないわけじゃありません。
確かに乗りなれた車体にペダルの後付けができれば自転車への移行もスムーズだろうし長く使えてコスパが良さそうな気がしますね。
しかしキックバイクに乗り始める時期と自転車に乗り始める子供の体格の違いは気になりませんか?
最近は2歳お誕生日でキックバイクを購入される方が増えていて購入時期の低年齢化が進んでおり、3歳のお誕生日には周囲のお友達の大半がキックバイクを持ってるような状況だと思います。
自転車に移行する時期は3歳台でチャレンジされる方もおられますが、まだまだ4~5歳くらいが多い印象です。
ですのでキックバイクの使用期間はだいたい2~3年です。
もうお分かりだと思いますが2歳児と4歳児では体格も体力も全く違いますね。そしてキックバイクは足けりですが自転車はペダルを回す分だけ乗車位置が高い、つまりサドルの高さ設定も自転車はキックバイクより5-10cmは高く、大きいフレームが必要です。
対してキックバイクで使いたい2歳児には軽くて小さいフレームが合いますしサドル位置も低いです。
この相反する用途を兼ねるためには、2歳児に重くて大きいフレームを使わせて、4歳児には小さいフレームを使わせることになります。そして4歳児もぐんぐん大きくなりますので自転車として使える期間にも限りがあり必ずすぐにサイズアップします。検討されている製品のサイズスペックをよく確認してください。サドルの高さ調整範囲がキックバイクと変わらないのは論外です。
長く使えるかどうかのポイントはペダルの後付けができるかどうかでなく、サドルがどこまで上げられるかです。
サドルの最高高さが同等ならキックバイクより自転車のほうが適応身長が低いです。
ちなみにスパーキーは別売のロングサドルをご使用の場合で約50cmまでサドルを上げられます。
自転車に移行する時期には、その時の体格に合わせたものを探したほうがいいとイシダは考えますので、スパーキーにペダル後付けを導入する予定はありません。
ペダル後付けタイプは1万円くらいお高いので、差額を自転車購入の資金にしたほうが良いお買い物をできると思います。。。
color variation全14色
主な仕様
前輪ブレーキ:なし
追加オプションあり
後輪ブレーキ:バンドブレーキ
ブレーキレバーは左手側です
車輪サイズ:12インチ(12x2.125)
ベアリング内蔵スチールホイール+ゴムタイヤ
フレーム素材:スチール
車両サイズ
全長:85㎝ ハンドル幅:36㎝ 重量:4.5Kg
ハンドル高さ調整幅:約50~60cm
低いほうが乗りやすいため最も低い位置を推奨しています。
身長が伸びても腕も伸びますので低いままでOKです。
サドル高さ調整幅:約30~40cm
別売品のロングサドル使用で約50㎝まで対応可能
製造国:中国
保護者の方へ。安全のために必ずお読みください。
1. 公道では走行禁止です。
当商品は「遊具」であり「自転車」ではなく、公道での走行はできません。
※ペダル、クランクの付いていない車両は道路交通法上の自転車に該当しません。
2. ヘルメット、プロテクター等の防具を必ず着用してください。
当商品は二輪車の特性上、転倒の恐れがあります。 思わぬ事故や怪我防止の観点から必ず防具を着用してご使用ください。 服装は長袖・長ズボン・靴・靴下をご着用ください。 マフラー・スカートなどハンドル・車輪に絡む可能性のある服装や、 ぞうり、サンダルなどを履いての乗車はお止めください。
3. 遊ぶときは必ず保護者の目の届く範囲で、目を離さないでください。
必ず保護者の監督下でご使用ください。 人の多い場所や他人に迷惑のかかる場所での走行はお控えください。 自動車の往来や坂道・階段・段差・崖など危険を推測できる場所も避けてください。
4. 乗車定員は1名です。
2人乗りなど危ない乗り方は絶対にしないでください。
5. 保管場所について
お子様が勝手に持ち出せない場所に保管してください。
屋内の、直射日光が当たらず湿気の少ない場所に保管してください。
屋外での保管は雨に濡れなくても湿気により劣化が進みますのでお止めください。
※雨など水に濡れた場合は錆びの原因となりますので、しっかりと拭き取ってください。
※長期保管の場合、年に2度はタイヤの空気を8割ほど入れてください。
その他
組立済ですが、商品到着後にハンドルの取り付けが必要です。
取り付けに必要な工具は付属します。
この商品は中国直輸入車です。
製品クオリティーに多少のばらつきがありますので、使用に問題ない程度のキズ・凹み等はノークレームでお願いします。
デザイン・仕様等は予告無く変更する場合がありますのでご了承ください。
PL保険加入済み
株式会社サーチライトにて加入しています。
PL保険は製造者・輸入者が加入するもので商品・お客様に付与されるものではありません。
1台1台組立て整備を行っているため特に事故等も無く、PL保険の利用は過去に一度もありません。